あのカナダへの旅立ちは、あなたが私達だったら、誰にとっても必要なことだったでしょう。
子供達は小学生、会社員の主人は出社すると気分が悪くなる為カウンセリング、そんな矢先に大震災が起きました。311の当日、子供達はおびえて学校から帰ってきました。何度も何度も余震があったので、高台の家が崩れるといけないので、その晩は車で泊まりました。犬も一緒に。携帯電話はPHSだったからか、通信可能で、主人は港区から川崎市まで歩いているという連絡がありました。夜中になって主人が車に到着し、皆でホンダステップワゴンで過ごしました。それがRVに変化して行ったことはとても自然なことだった、と振り返るとそう思います。
どんな人生の使い方が正しいかなんて答えは出ないけれど、誰しも自分の「生きるための酸素マスク」を求めることは当たり前。子供達の環境を心配したり、ストレスを感じすぎてしまっている人がまったく別の環境にしばらく身を置いてみる、ということはとても大切なことでしょ？期間は長くても、短くても、出来るようでいい。目先の効率では解決がつかない問いに、自分で動いて見つけてゆく、それが生きているということじゃないかな。
